フィリップ・クローデルが大好きな自営業のおやじ

マンションの営業をやっています。最近はフィリップ・クローデルというフランスの作家にハマっていますが、主に小説や時事ネタを書いていこうかなと思います。

何度も読んでしまう小説

  • 2012/04/17 10:11

ご無沙汰してます。

最近ありがたいことに仕事で忙しくさせていただいていて、フィリップ・クローデルだけでなく、あんまり小説は読めていません。忙しいならならブログ書くなよと言われそうですが、この世の「忙しい」なんていうのはそんなもんです。要するに全て気分の問題です。

それでも昔読んだものを読み返すようなこともあり、最近は夏目漱石の「それから」を読み返しました。小説の良さというのは、一つに「厳密に絵(シーン)が頭に浮かぶか」というのがあると思います。その点において漱石の文章というのはとても細かくて、はっきりとイメージ出来ると

 

言えます。随分古い作品なのですが、その古いままにしっかり頭に描くことができます。

 

「それから」という作品は、読んだことが有る方も多いと思います。主人公の代助は生きるために働くことは何よりも程度が低いと決めてかかっている人なのですが、それが経済的な後ろ盾を失くして遂に仕事を探しに行かなければならないというところでラストを迎えます。

主人公のプライドの高さは並大抵のものではなく、そのプライドの高さを自覚しており、それを保つことにある種の生きがいを感じるような男なのです。それが何となく、自分と重なるようなところもあってこの作品は何度も読み返してしまいます。ラストでそれまでの自分の常識や価値観が一気に崩れるところは何度読んでもめまいがしそうになり、たまりません。

 

 

とはいうものの、たまには新しい作品も読まなくちゃな。

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